今月の主題 腎臓病診療のエッセンス
慢性腎不全
多発性囊胞腎(常染色体優性多発性囊胞腎)
奴田原 紀久雄
1
,
東原 英二
1
1杏林大学医学部泌尿器科
pp.2031-2033
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104239
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ポイント
●70歳で約半数が終末期腎不全に至る.
●高血圧の治療にはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)が推奨される.
●頭蓋内出血の頻度が高く(約8%),MRAでは4~12%に脳動脈瘤を認める.
●囊胞内感染には脂溶性抗菌薬が有効である.
●終末期腎不全に至った患者の腹部膨満に関しては,腎動脈塞栓術が有効である.
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