Japanese
English
研究
マクロファージおよび腸管上皮様細胞におけるHIF-PH阻害薬の鉄トランスポーターに対する作用の検討
The effects of HIF-PH inhibitor on iron transporter expression in macrophage and enterocytes
酒井 まり子
1
,
小久保 友理
1
,
徳永 紳
2
,
北山 哲也
1
SAKAI Mariko
1
,
KOKUBO Yuri
1
,
TOKUNAGA Shin
2
,
KITAYAMA Tetsuya
1
1協和キリン株式会社 研究開発本部 研究ユニット 疾患サイエンス第1研究所
2協和キリン株式会社 メディカルアフェアーズ部
キーワード:
HIF-PH阻害薬
,
鉄代謝
,
フェロポーチン
,
マクロファージ
,
腎性貧血
Keyword:
HIF-PH阻害薬
,
鉄代謝
,
フェロポーチン
,
マクロファージ
,
腎性貧血
pp.657-661
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000350
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はじめに
赤血球造血刺激因子製剤(ESA)は,エリスロポエチン(EPO)補充による腎性貧血治療薬として1980年代に登場し,その強力な造血作用から,それまでの輸血や鉄剤中心の治療のあり方を大きく変え,四半世紀以上にわたり慢性腎臓病(CKD)患者における貧血管理に貢献してきた1)。しかしながら,ESA抵抗性を示す患者が一部存在し,予後が不良となること,その背景の一因として鉄利用障害があることが知られている2)。
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