Japanese
English
研究
ポリスチレンスルホン酸カルシウムゼリー剤から経口液への剤形変化における総合的服用性評価
Comprehensive evaluation of ingestibility by changing the dosage form from calcium polystylene sulfonate jelly to oral solution
松本 洋平
1
,
高井 秀二
2
,
吉澤 拓
1
,
林 健太郎
2
,
森田 るりの
1
,
井上 智博
3
,
熊谷 純子
4
,
高橋 直子
4
MATSUMOTO Yohei
1
,
TAKAI Shuji
2
,
YOSHIZAWA Taku
1
,
HAYASHI Kentaro
2
,
MORITA Rurino
1
,
INOUE Tomohiro
3
,
KUMAGAI Junko
4
,
TAKAHASHI Naoko
4
1あかね会大町土谷クリニック 薬剤部
2あかね会中島土谷クリニック 薬剤部
3あかね会土谷総合病院 薬剤部
4あかね会大町土谷クリニック 内科
キーワード:
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
,
服用感
,
SD法
,
主成分分析
Keyword:
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
,
服用感
,
SD法
,
主成分分析
pp.141-145
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000246
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緒 言
ポリスチレンスルホン酸カルシウム(PS-Ca)は高カリウム血症の治療薬として広く用いられている。特に,慢性腎臓病患者は腎機能障害によりカリウム排泄が低下するため,高カリウム血症に陥りやすくPS-Caの服用頻度は高い1,2)。しかしながら,ざらざらとした服用感の悪さや,腸管穿孔を起こすおそれのある便秘などの副作用が理由と考えられる服薬アドヒアランスの低下が問題とされている。特に従来の散剤において服用感の悪さが問題とされてきたが,近年ではゼリー剤やドライシロップ剤,経口液(カリメート®経口液)といった剤形が開発され,服用感は徐々に改善されてきている3,4)。
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