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特集 IgA腎症―最新の知見
【国内外の大規模多施設共同研究からの知見】
KDIGOガイドライン改訂版の概要
An overview of the KDIGO 2021 guideline for the management of IgA nephropathy
小此木 英男
1
OKONOGI Hideo
1
1厚木市立病院 腎臓高血圧内科
キーワード:
KDIGO
,
IgA腎症
,
扁摘パルス療法
,
ステロイド
,
免疫抑制
Keyword:
KDIGO
,
IgA腎症
,
扁摘パルス療法
,
ステロイド
,
免疫抑制
pp.1017-1023
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000204
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はじめに
2021年10月に,Kidney Disease:Improving Global Outcomes(KDIGO)2021 Clinical Practice Guideline for the Management of Glomerular Diseases(以下,KDIGOガイドライン)が公開された1)。前版(2012年)から9年ぶりの改訂で,「第1章:糸球体疾患管理の一般的な原則」に続き,全部で10種類の糸球体疾患(病態)に関する診断,予後,治療の指針とその根拠が示され,IgA腎症はIgA血管炎とともに第2章に記載されている。本改訂版では,扁桃摘出術+ステロイドパルス療法(扁摘パルス療法)の腎予後・尿所見の改善効果を検討した日本腎臓学会の多施設共同研究の成果が反映されている。
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