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特集 ネフローゼ症候群update
【診断と治療】
治療アルゴリズム 微小変化型ネフローゼ症候群(成人)
Minimal change nephrotic syndrome in adults
橋本 征治
1
,
武井 卓
1
HASHIMOTO Seiji
1
,
TAKEI Takashi
1
1東京都健康長寿医療センター
キーワード:
微小変化型ネフローゼ症候群
,
ステロイド
,
リツキシマブ
Keyword:
微小変化型ネフローゼ症候群
,
ステロイド
,
リツキシマブ
pp.723-726
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000143
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はじめに
微小変化型ネフローゼ症候群(minimal change nephrotic syndrome:MCNS)は,日本において成人の原発性ネフローゼ症候群のうち41.3%を占めると報告されている1)。発症機序としてT細胞機能異常との関連が考えられているが,詳細は不明である。ほかの一次性ネフローゼ症候群と比較し腎予後は良好だが,生命予後に関しては良好とはいえない。コホート研究では死因のうち55.6%が感染症死との報告がある2)。
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