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特集 ネフローゼ症候群update
【診断と治療】
治療アルゴリズム 微小変化型ネフローゼ症候群(小児)
Minimal change nephrotic syndrome in children
長岡 由修
1
,
石倉 健司
2
NAGAOKA Yoshinobu
1
,
ISHIKURA Kenji
2
1札幌医科大学医学部 小児科学講座
2北里大学医学部 小児科学
キーワード:
成長
,
ステロイド
,
免疫抑制薬
,
ガイドライン
Keyword:
成長
,
ステロイド
,
免疫抑制薬
,
ガイドライン
pp.727-732
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000144
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はじめに
小児特発性ネフローゼ症候群の8割は微小変化型であり,臨床診断がつき次第,腎生検を行わずに治療を開始することが一般的である。『小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン2020』1)の対象患者のほとんどが微小変化型であるため,本稿では治療アルゴリズム(図)2)に沿い,① 初発時・再発時プレドニゾロン治療,② 頻回再発型・ステロイド依存性ネフローゼ症候群における免疫抑制療法,③ 難治性頻回再発型・ステロイド依存性ネフローゼ症候群におけるリツキシマブ療法,④ ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群における免疫抑制療法,の4点を中心に解説する。
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