Japanese
English
特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅵ.胆膵
[挿管・診断]
胆管カニュレーションの基本と深部挿管困難症例の克服
Biliary cannulation: Basics and techniques for difficult cases
竹中 完
1
,
工藤 正俊
1
Mamoru TAKENAKA
1
,
Masatoshi KUDO
1
1近畿大学医学部消化器内科
キーワード:
胆管挿管
,
深部挿管困難
,
Compact Disc法
,
2 devices in 1 channel法
,
膵管ガイドワイヤ法
Keyword:
胆管挿管
,
深部挿管困難
,
Compact Disc法
,
2 devices in 1 channel法
,
膵管ガイドワイヤ法
pp.329-336
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001709
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Tips
● すべてのERCP関連手技の習得は胆管カニュレーションの技術習得から始まるが,高い挿管成功率に到達することは簡単ではない。
● 挿管成功率を下げる要因として深部挿管困難症例の存在があり「いかに深部挿管困難症例を克服するか」が挿管成功率の向上につながる。
● 術者はまず事前準備を適切に行い,そのうえで「胆管カニュレーションの基本」を習得し,それでもなお挿管できない「真の」胆管挿管困難症例に対する対策として「口側隆起が長く乳頭の固定が緩い症例の克服」「憩室内乳頭症例の克服」「膵管ガイドワイヤ法」「Spasm症例の克服」を習得することが求められる。
● 症例ごとに最適と思われる胆管カニュレーション戦略を立て,施行後に必ずフィードバックを行い,真摯にむきあうことが成功率の向上につながり,深部挿管困難症例克服の重要な鍵となる。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.