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特集 胆管カニュレーション―基本から困難症例まで―
[こんな時どうする?]
内視鏡的乳頭切除術前後の胆管カニュレーション
Biliary cannulation before or after endoscopic papillectomy
菅野 良秀
1
,
小川 貴央
1
Yoshihide Kanno
1
,
Takahisa Ogawa
1
1仙台市医療センター仙台オープン病院消化管・肝胆膵内科
キーワード:
乳頭部腫瘍
,
胆管挿管
Keyword:
乳頭部腫瘍
,
胆管挿管
pp.1328-1334
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001590
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はじめに
十二指腸乳頭部腺腫を中心に,乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術(endoscopic papillectomy:EP)が行われている。EPを行う際,術前の進展度診断における管腔内超音波(intraductal ultrasonography:IDUS)や切除直後の胆管ステント留置などにおいて,胆管挿管が必要になる1)。胆管挿管は一般に乳頭を経由してカテーテルやガイドワイヤーを挿入する手技であるが,EP前には乳頭部そのものが腫瘍となっている点によって難しく,EP後には乳頭部がなくなっている(ないし大幅に変形している)という点において特殊である。本稿ではEP前後の胆管挿管術について,技術的な事項を中心に解説する。
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