Japanese
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特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅲ.胃・十二指腸
[治療]
非静脈瘤性上部消化管出血の止血適応と止血法の選択
Indications for hemostasis in non-variceal upper gastrointestinal bleeding and selection of hemostasis methods
小田島 慎也
1
Shinya KODASHIMA
1
1帝京大学医学部内科学講座
キーワード:
上部消化管出血
,
消化性潰瘍
,
Mallory-Weiss症候群
Keyword:
上部消化管出血
,
消化性潰瘍
,
Mallory-Weiss症候群
pp.143-147
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001671
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Tips
● 消化管出血の患者に対して,吐血,黒色便,ヘモグロビン(Hb)値の低下やBUN/Cre比≧30が上部消化管出血を疑う所見である。
● 上部消化管出血の原因疾患は病歴,採血所見から推測することが治療法の事前準備に役立つ。
● Glasgow-Blatchford score(GBS)により上部消化管出血症例のリスクを評価し,内視鏡止血術の必要性や時期を検討することも重要である。
● 出血の原因疾患によって有効な止血術が異なり,内視鏡医は各止血術の方法や特異とする病態,注意点を熟知する必要がある。
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