Japanese
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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]非静脈瘤性出血に対する止血術
止血処置をしてかえって出血が止まらず,ショック状態となった
Troubleshooting when hemostatic procedures exacerbated non-variceal upper GI bleeding
岡田 直也
1
,
千葉 秀幸
1
,
小林 幹生
1
,
有本 純
1
,
桑原 洋紀
1
,
中岡 宙子
1
Naoya Okada
1
,
Hideyuki Chiba
1
,
Mikio Kobayashi
1
,
Jun Arimoto
1
,
Hiroki Kuwabara
1
,
Michiko Nakaoka
1
1大森赤十字病院消化器内科
キーワード:
上部消化管出血
,
緊急内視鏡
,
内視鏡治療
Keyword:
上部消化管出血
,
緊急内視鏡
,
内視鏡治療
pp.204-205
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000631
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はじめに
非静脈瘤性上部消化管出血に対する内視鏡的止血術は1970年代から行われ,現在は治療の第一選択になっている1)。止血法の選択肢も増え,多くの非静脈瘤性上部消化管出血は内視鏡的に止血可能となった。しかし,時には操作性不良や大量出血により止血処置が困難となることも経験する。上部消化管出血の致死率は2.1%程度2)と報告されており,決して低くない値であることは再認識しておく必要がある。
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