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特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
Ⅰ.腫瘍,腫瘍様病変
粘膜下腫瘍/粘膜下腫瘍様病変
十二指腸GIST
Gastrointestinal stromal tumor (GIST)
井手 麻友美
1
,
小島 洋平
1
,
鶴見 賢直
1
,
橋本 佳和
1
,
大木 亜津子
1
,
竹内 弘久
1
,
北濱 圭一郎
2
,
柴原 純二
2
,
阿部 展次
1
Mayumi Ide
1
,
Yohei Kojima
1
,
Masanao Tsurumi
1
,
Yoshikazu Hashimoto
1
,
Atsuko Ohki
1
,
Hirohisa Takeuchi
1
,
Keiichiro Kitahama
2
,
Junji Shibahara
2
,
Nobutsugu Abe
1
1杏林大学医学部消化器・一般外科学教室
2杏林大学医学部病理学教室
キーワード:
十二指腸腫瘍
,
粘膜下腫瘍
,
消化管間質腫瘍
Keyword:
十二指腸腫瘍
,
粘膜下腫瘍
,
消化管間質腫瘍
pp.522-523
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001341
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疾患の概要
消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)は中胚葉由来の消化管間葉系腫瘍であり,消化管固有筋層に存在するCajal介在細胞から発生した腫瘍と考えられている。特に性差はなく,好発年齢は60歳台といわれている。臨床症状としては,腫瘍径が小さければ無症状で偶発的に見つかることが多いが,腫瘍増大に伴って消化管出血,腹痛,腹部腫瘤などを認めることがある。好発部位は胃が60%と最も多く,小腸は30%,大腸は5%,食道は5%程度である。
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