Japanese
English
特集 消化管粘膜下腫瘍のすべて
[胃]
胃粘膜下腫瘍の外科治療
Surgical treatment for gastric submucosal tumors
橋本 佳和
1,2
,
井手 麻友美
1
,
小島 洋平
1
,
近藤 恵里
1,2
,
鶴見 賢直
1
,
大木 亜津子
1
,
竹内 弘久
1
,
鈴木 裕
1,2
,
阿部 展次
1
Yoshikazu Hashimoto
1,2
,
Mayumi Ide
1
,
Yohei Kojima
1
,
Eri Kondo
1,2
,
Masanao Tsurumi
1
,
Atsuko Ooki
1
,
Hirohisa Takeuchi
1
,
Yutaka Suzuki
1,2
,
Nobutsugu Abe
1
1杏林大学医学部消化器・一般外科
2杏林大学医学部付属杉並病院
キーワード:
胃粘膜下腫瘍
,
SMT
,
surgery
Keyword:
胃粘膜下腫瘍
,
SMT
,
surgery
pp.1015-1022
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001518
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はじめに
2000年代初頭,胃粘膜下腫瘍(胃SMT)に対する外科治療の問題点が議論されていた1)。その問題点とは胃SMTが正常粘膜に覆われているため腹腔鏡下の漿膜面からの観察だけでは理想的な切離ラインの決定が難しいこと,局所再発の報告があること,そして過度な胃切除は狭窄や胃の変形を引き起こし,食物の摂取時に胃内容物の停滞する可能性があること,などである1~4)。
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