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特集 消化管内視鏡AI:Updated
[下部消化管AI:市販化されたAIの特徴とその使用法:CADx]
EndoBRAINⓇシリーズ(オリンパス)
EndoBRAINⓇ, EndoBRAINⓇ-Plus, and EndoBRAINⓇ-UC (Olympus, Tokyo, Japan)
前田 康晴
1,2
,
工藤 進英
1
,
三澤 将史
1
,
黒木 隆典
1
,
田村 恵理
1
,
小形 典之
1
,
宮地 英行
1
,
馬場 俊之
1
,
森 悠一
1,3
Yasuharu Maeda
1,2
,
Shin-ei Kudo
1
,
Masashi Misawa
1
,
Takanori Kuroki
1
,
Eri Tamura
1
,
Noriyuki Ogata
1
,
Hideyuki Miyachi
1
,
Toshiyuki Baba
1
,
Yuichi Mori
1,3
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
2Gastroenterology, University College Cork
3Clinical Effectiveness Research Group, Oslo University
キーワード:
人工知能
,
大腸ポリープ
,
潰瘍性大腸炎
Keyword:
人工知能
,
大腸ポリープ
,
潰瘍性大腸炎
pp.1748-1752
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001161
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はじめに
本邦での大腸腫瘍・炎症性腸疾患といった大腸疾患の増加により,大腸内視鏡検査の必要性が増している。また,拡大内視鏡観察や画像強調観察など,内視鏡診断技術の進歩とともに,内視鏡医に求められる診断能力も明らかに高くなっているため,内視鏡医の習熟度により検査の質に差が生まれてしまうのもまた事実である。そうした限界を打開する新たな解決策として人工知能(artificialintelligence:AI)を用いたコンピュータ診断支援(computer-aided diagnosis:CAD)に注目が集まっている。本号で特集されているようにいくつかのCADが薬機法承認を取得し,一般診療でも使用可能となっている。本稿ではその一つである,EndoBRAINⓇシリーズ(病変検出支援を行うEndoBRAINⓇ-EYEは別稿が設けられている)について,①腫瘍・非腫瘍の鑑別をするEndoBRAINⓇ(2019年3月市販開始),②非腫瘍・腺腫(粘膜内癌含む)・浸潤癌を鑑別するEndoBRAINⓇ-Plus(2021年2月市販開始),③潰瘍性大腸炎の炎症活動性を評価するEndoBRAINⓇ-UC(2021年2月市販開始)の機能と使用上の注意点について概説する。
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