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特集 消化管内視鏡AI:Updated
[下部消化管AI:市販化されたAIの特徴とその使用法:CADx]
CAD EYE(富士フイルム)
CAD EYE (Fujifilm, Tokyo, Japan), an artificial intelligence for lesion recognition (CADe) and optical diagnosis (CADx)
坂本 琢
1,2
,
斎藤 豊
2
Taku Sakamoto
1,2
,
Yutaka Saito
2
1筑波大学医学医療系消化器内科
2国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡
,
コンピュータ診断支援
,
人工知能技術
Keyword:
大腸内視鏡
,
コンピュータ診断支援
,
人工知能技術
pp.1753-1759
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001162
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Ⅰ.CAD EYEの概略
コンピュータ診断支援(computer-aided diagnosis: CAD)は,画像情報をコンピュータが定量化および分析を行い,そこから得られた解析結果を第二の意見として医師が画像診断へ積極的に利用することに意義がある。早くは1960年代から報告されるようになり,1998年には,検診マンモグラフィー専用のCADシステムが米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)の認可を得て商品としての販売に成功した。一方で,人工知能(artificial intelligence:AI)という言葉が誕生したのは,1956年の米国で開催されたダートマス会議であった。このあと,ニューラルネットワークの基礎となるパーセプトロンというディープラーニングのもととなるアルゴリズムが1958年には誕生した。第一および二次AIブームから,コンピュータが自律的に学習(機械学習およびその一種である深層学習)できるようになった結果,現在は第三次AIブームとなっている。
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