Japanese
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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]胃ESD
胃ESDにおける遅発性穿孔の検討
Delayed perforation after gastric ESD
芦澤 浩
1
,
南出 竜典
1
,
小野 裕之
1
Hiroshi Ashizawa
1
,
Tatsunori Minamide
1
,
Hiroyuki Ono
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)
,
偶発症
,
遅発性穿孔
Keyword:
内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)
,
偶発症
,
遅発性穿孔
pp.227-229
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000640
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はじめに
早期胃癌に対するESDは,低侵襲かつ根治性のある治療法として広く普及している1)。一方,出血や穿孔といった胃ESDに伴う偶発症のトラブルシューティングには難渋することがあり,さらなる安全性の向上が求められている2)。特に,遅発性穿孔は緊急手術を必要とすることも少なくないため3),重篤な偶発症の一つである。本稿では,胃ESD後遅発性穿孔のマネジメントに関して,自験例の検討をふまえて概説する。
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