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特集 内視鏡データリファレンスブック2022
【臓器別】
大腸
薬剤起因性大腸炎
Drug-induced colitis
梁井 俊一
1
,
松本 主之
1
Shunichi YANAI
1
,
Takayuki MATSUMOTO
1
1岩手医科大学内科学講座消化器内科消化管分野
キーワード:
NSAID起因性腸炎
,
薬剤関連膠原線維性大腸炎
,
オルメサルタン関連腸症
Keyword:
NSAID起因性腸炎
,
薬剤関連膠原線維性大腸炎
,
オルメサルタン関連腸症
pp.731-734
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000163
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Ⅰ 薬剤起因性大腸炎
薬剤起因性大腸炎とは,治療目的で投与された薬剤によって惹起される大腸炎の総称である。大腸炎を惹起する代表的な薬剤として,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs),プロトンポンプ阻害薬(PPI),アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB),抗菌薬,免疫チェックポイント阻害薬(ICI),漢方薬などがあげられる。薬剤性大腸炎の臨床像や内視鏡所見は薬剤ごとに異なるため,それぞれの特徴を知っておくことが臨床的に重要である。
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