研究
短期間での4-6mm tapered ACUSEALとPROPATENの開存率の比較
佐多 荘司郎
1
,
近藤 晃
,
尊田 和徳
1白光会白石病院
キーワード:
血栓塞栓症
,
腎不全-慢性
,
穿刺
,
出血-術後
,
後向き研究
,
治療成績
,
比例ハザードモデル
,
補綴関連感染症
,
人工血管
,
人工血管移植
,
ブラッドアクセス
,
Kaplan-Meier法
Keyword:
Blood Vessel Prosthesis Implantation
,
Blood Vessel Prosthesis
,
Kidney Failure, Chronic
,
Punctures
,
Retrospective Studies
,
Prosthesis-Related Infections
,
Proportional Hazards Models
,
Treatment Outcome
,
Postoperative Hemorrhage
,
Thromboembolism
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.140-145
発行日 2019年7月25日
Published Date 2019/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2019314134
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2018年1~7月に慢性腎不全に対しPROPATENを用いて内シャントを設置した33名(男21名、女12名、平均年齢76歳:P群)とACUSEALを用いた33名(男17名、女16名、平均年齢72歳:A群)を対象に、短期的な開存性の比較を行った。全症例の一次開存率は84日で70%、二次開存率は62日で96%であり、いずれも両群に差は認めなかった。90日以内に血栓閉塞を認めたのはA群4例(12%)、P群5例(15%)であり、72日での血栓塞栓回避率は82%であり、両群で有意差は認めなかった。A群では術後の初回穿刺までの期間は2.4日であり、26例(79%)で術後48時間以内に穿刺ができた。術後短期間ではACUSEALはPROPATENと同等の開存率、血栓閉塞回避率であった。
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