特集 子どもの栄養-未来を見据えて
病態による栄養管理の実際 食物アレルギー
高増 哲也
1
,
山田 天星
,
森 明日加
1神奈川県立こども医療センター アレルギー科
キーワード:
過敏症-食品性
,
生活の質
,
栄養管理
,
栄養指導
Keyword:
Food Hypersensitivity
,
Quality of Life
,
Nutrition Therapy
pp.1907-1910
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022069658
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<Key Points>(1)食物アレルギーの治療には、食物除去、食事療法、免疫療法があり、栄養食事指導が行われる。(2)栄養食事指導の原則は、(1)必要最小限の除去、(2)安全確保、(3)栄養管理、(4)QOL維持の4点である。(3)栄養管理では、栄養不足、過多の両者に注意が必要であり、栄養素としては牛乳のカルシウム、魚のビタミンDにとくに注意する。(4)食物アレルギーの診療では、管理栄養士がかかわるべきであるが、実際には十分にかかわれているとはいえない。
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