特集 子どもの栄養-未来を見据えて
病態による栄養管理の実際 肥満症 2型糖尿病、NAFLD、脂質異常症を含めて
村田 光範
1
1和洋女子大学保健センター
キーワード:
脂質異常症
,
糖尿病-2型
,
栄養管理
,
肥満症
,
肝疾患-非アルコール性脂肪性
Keyword:
Obesity, Morbid
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Non-alcoholic Fatty Liver Disease
,
Dyslipidemias
,
Nutrition Therapy
pp.1911-1914
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022069659
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<Key Points>(1)小児肥満症は肥満が原因で生じた病気である。(2)進行性肥満とその結果である高度肥満については小児肥満症を予防、あるいは治療しなければならない。(3)本人に対しては「よく噛んで食べる、野菜と魚を食べる、体をよく動かす、毎日体重を測って記録する」の4つの約束を守ると同時に、毎日その成果を記録することを中心に協力を求める。(4)再診時は必ず身長・体重成長曲線と肥満度曲線を検討して肥満の経過を説明する。(5)肥満の悪化とともに身長の伸びが悪化することがあるので注意する。(6)予防を含めて治療には長い年月がかかるが、ドロップアウトを防ぐことさえできれば、小児肥満症は予防あるいは治療できると考えている。
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