特集 必携!外傷と外科疾患への対応
迅速な判断を必要とする疾患 急性虫垂炎 緊急手術 vs interval appendectomy(穿孔性、膿瘍形成性)
田中 潔
1
,
出家 亨一
,
渡部 靖郎
1北里大学病院 小児外科
キーワード:
虫垂炎
,
虫垂切除
,
腸穿孔
,
腹腔内膿瘍
,
緊急手術
Keyword:
Appendectomy
,
Appendicitis
,
Abdominal Abscess
,
Intestinal Perforation
pp.217-220
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021147504
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<Key Points>(1)小児穿孔性虫垂炎に対するEA、IAは優劣がない。(2)EA、IAどちらを選択するか、施設内あるいは連携施設間の小児科医と外科医の間であらかじめ方針を決めておくべきである。(3)保存治療を選択する場合であっても、保存治療無効例などに対して外科治療が遅れることのないよう、初期から小児科医と外科医の間で情報を共有すべきである。(4)急性虫垂炎の診断には、放射線被曝を伴うCT検査ではなく、超音波検査を優先すべきである。
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