特集 アレルギー疾患の将来展望 ~発症率の推移から望ましい治療薬の今後など~
Ⅲ.慢性疾患としての患者教育
2.管理栄養士・栄養士の食物アレルギー指導・管理のあり方
迫 和子
1
Kazuko Sako
1
1公益社団法人日本栄養士会専務理事
pp.1332-1338
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018101332
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食物アレルギー児・者に対する栄養指導は,医師の診断,指示に基づき「必要最小限の食物除去の指導」を行い,「適切な栄養量を摂取し,楽しく豊かな食生活を送る」ことや,「食べられる範囲を定期的に確認しながら,食生活の幅を広げる」ことにある。公益社団法人日本栄養士会は,地域の関係機関が連携して児・者を支えるために食物アレルギー管理栄養士・栄養士の認定を開始するとともに,拠点病院等への配置をめざして食物アレルギー専門管理栄養士の養成を行うこととした。