特集 アレルギー疾患の将来展望 ~発症率の推移から望ましい治療薬の今後など~
Ⅲ.慢性疾患としての患者教育
1.薬局での患者教育のあり方
上荷裕広
1
Yukihiro Uwani
1
1すずらん調剤薬局管理薬剤師
pp.1320-1330
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018101320
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アレルギー疾患対策基本法においては,薬剤師も患者教育の一翼を担うことが明記され,病院だけではなく薬を受け取る薬局での患者指導も重要になると考えられる。アレルギー疾患治療は日々進歩しており,薬局薬剤師は常に情報をアップデートしておく必要があるだけではなく,患者が治療に前向きに取り組もうとするモチベーションを与えることが必要であると考える。本稿では,小児アレルギーエデュケーター(PAE)として薬局における患者教育への取り組みを紹介すると共に,今後の患者教育のあり方を検討する。