第Ⅲ部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
眼科治療薬
篠﨑寛一
1
,
北原隆志
2
1山口大学医学部附属病院薬剤部
2山口大学医学部附属病院薬剤部・教授
pp.460-465
発行日 2019年1月31日
Published Date 2019/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201913460
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眼科領域の治療は年々進歩し,近年では抗VEGF(vascular endothelial growth factor)抗体などの抗体製剤や,世界初のアプタマー医薬品であるマクジェン(R)といった新規作用機序の医薬品開発や再生医療の研究が進んでいる。2017年4月以降は,承認に至った新規薬剤はないが,2016~2017年に承認された薬剤については,その効果や安全性に関する情報が収集されつつある。一方,国内外における研究開発パイプラインに目を向けると,第・相段階にある薬剤は少ないものの,第・相,第・相段階の薬剤が多数あり,今後の開発状況が注視される。