小腸の炎症
その他の炎症性疾患 虚血性小腸炎
三井 啓吾
1
,
田中 周
,
江原 彰仁
,
鈴木 将大
,
大森 順
,
秋元 直彦
,
馬來 康太郎
,
藤森 俊二
,
坂本 長逸
1日本医科大学 消化器内科学
キーワード:
虚血
,
小腸炎
,
発生率
,
バルーン拡張法
,
ダブルバルーン小腸内視鏡法
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Enteritis
,
Ischemia
,
Incidence
,
Double-Balloon Enteroscopy
pp.171-176
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015186574
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虚血性小腸炎は腸管の血流不全に伴う組織障害をきたす疾患で,特発性と続発性に分類される.虚血性大腸炎と異なりまれな疾患であるが,小腸内視鏡検査の普及により診断契機が増えつつある.一過性型,狭窄型,壊死型に分類され,狭窄型の頻度が高く,治療はこれまで外科手術が中心であったが,近年,内視鏡による拡張術が試みられるようになっている.
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