カプセル・バルーン内視鏡の新展開
[バルーン内視鏡編]バルーン内視鏡を使用した治療内視鏡 小腸異物除去
三井 啓吾
1
,
鈴木 将大
,
江原 彰仁
,
田中 周
,
藤森 俊二
,
坂本 長逸
1日本医科大学 消化器内科学
キーワード:
異物
,
腹部X線診断
,
異物誤飲
,
小腸疾患
,
カプセル内視鏡
,
ダブルバルーン小腸内視鏡法
,
腹部CT
Keyword:
Foreign Bodies
,
Radiography, Abdominal
,
Capsule Endoscopes
,
Double-Balloon Enteroscopy
pp.585-590
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014064986
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バルーン内視鏡によって,小腸異物を除去することも可能となった.実際の症例では,重篤な症状の有無,異物の種類・数,通過障害の有無を,詳細な病歴聴取や画像診断によって速やかに判断することが大切である.嚥下可能な異物の80~90%は,自然排出が期待できるため,十分な経過観察下で自然排泄を待つこともある.一方,鋭利で腸壁を貫く可能性のあるものや毒性を生じるものは,速やかに除去を行う.
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