今、変わるのか?大腸微小病変の取り扱い
処置・治療 微小腫瘍性ポリープ、経過観察か治療か?
大竹 陽介
1
,
松本 美野里
,
角川 康夫
,
坂本 琢
,
中島 健
,
松田 尚久
,
斎藤 豊
,
村松 幸男
1国立がん研究センター中央病院 内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
集団検診
,
腫瘍侵入性
,
腺腫
,
大腸腫瘍
,
CTコロノグラフィー
,
腫瘍の早期診断
Keyword:
Adenoma
,
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Mass Screening
,
Neoplasm Invasiveness
,
Colorectal Neoplasms
,
Colonography, Computed Tomographic
,
Early Detection of Cancer
pp.241-246
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014229009
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微小腺腫性ポリープは担癌率,増大傾向に乏しく,当施設での検診内視鏡ではこれを紹介せず無処置とし経過観察している.初回検査で腫瘍性病変として微小腺腫性ポリープのみ認め,無処置とした集団の5年後のadvanced neoplasiaの累積発生率は2.1%であり,そのすべてが内視鏡的治療可能であった.必ずfollow-upを受けるという条件で微小腺腫性ポリープは経過観察可能であり,この結果はカプセル内視鏡やCT colonographyによるスクリーニングにも応用できる.
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