炎症性腸疾患の画像診断modality
体外式超音波検査(エコー) 炎症性腸疾患診療における体外式腹部超音波検査の有用性
谷口 勝城
1
,
国崎 玲子
,
木村 英明
,
半澤 秋帆
,
神 美郷
,
柴田 尚美
,
米澤 広美
,
沼田 和司
,
前田 愼
1横浜市立大学附属市民総合医療センター 炎症性腸疾患(IBD)センター
キーワード:
Crohn病
,
炎症性腸疾患
,
超音波診断
,
大腸炎-潰瘍性
,
検査予測値
,
カラーDoppler超音波診断
Keyword:
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Predictive Value of Tests
,
Ultrasonography
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Ultrasonography, Doppler, Color
pp.151-158
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014161264
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
IBDに対する体外式超音波検査は,安全,低侵襲で,病変の存在範囲,病変の性状と腸管外合併症の評価に有用である.しかし病変の検出は,術者依存性が高く,存在診断における感度がやや低い.そのため質的診断に他検査との併用を要するものの,病変の経過観察にはきわめて有用である.血流の多寡と壁構造所見の組み合わせで炎症と線維化を鑑別できる可能性もあるが,今後いっそうのエビデンスの集積を要する.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.