炎症性腸疾患の画像診断modality
小腸内視鏡 カプセル内視鏡 クローン病に対するパテンシーカプセル、カプセル内視鏡の有用性
吉村 透
1
,
大宮 直木
,
中村 正直
,
山村 健史
,
山田 弘志
,
名倉 明日香
,
中野 有泰
,
大島 啓嗣
,
後藤 秀実
1名古屋大学 大学院医学系研究科消化器内科学
キーワード:
Crohn病
,
腸炎
,
腸閉塞
,
小腸疾患
,
禁忌(診断)
,
カプセル内視鏡法
Keyword:
Crohn Disease
,
Enterocolitis
,
Intestinal Obstruction
,
Capsule Endoscopy
pp.145-150
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014161263
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2012年7月パテンシーカプセルが保険収載され,クローン病に対してカプセル内視鏡が施行可能となり1年以上が経過した.パテンシーカプセルやカプセル内視鏡の偶発症も報告されており,適応・禁忌について熟知する必要はあるが,カプセル内視鏡で初めて小腸病変の活動性が判明する症例をしばしば経験する.カプセル内視鏡は放射線被曝や苦痛なく小腸粘膜病変の評価が可能であり,クローン病小腸病変のスクリーニング,フォローアップに有用であると考える.
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