潰瘍性大腸炎における新たな治療戦略
血球系細胞除去療法
上小鶴 孝二
1
,
中村 志郎
1兵庫医科大学 内科学下部消化管科
キーワード:
血球分離
,
集中治療
,
大腸炎-潰瘍性
,
単球
,
白血球分離
Keyword:
Colitis, Ulcerative
,
Leukapheresis
,
Monocytes
,
Cytapheresis
pp.139-144
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013155518
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潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)に対する血球系細胞除去療法(cytapheresis;CAP)は以前より難治症例に対して十分な効果を挙げていた.また,週における治療の回数制限がなくなり,CAPのintensive therapyが可能となった.今回,顆粒球・単球吸着療法(granulocyte/monocyte apheresis;GMA)とフィルター式白血球除去療法(leukocytapheresis;LCAP)の使用選別,処理量の検討を行うとともに,当院の症例を踏まえて有効症例と無効症例の検討を行い,抗TNF-α療法や免疫抑制療法など複雑化したUCの治療におけるCAPの位置づけについて,当院の症例を踏まえて検討した.
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