潰瘍性大腸炎における新たな治療戦略
インフリキシマブ
伊藤 裕章
1
1錦秀会インフュージョンクリニック
キーワード:
Ciclosporin
,
Steroids
,
大腸内視鏡法
,
コホート研究
,
大腸炎-潰瘍性
,
再入院
,
後向き研究
,
治療成績
,
年齢因子
,
Infliximab
,
大腸切除
Keyword:
Infliximab
,
Age Factors
,
Colonoscopy
,
Colitis, Ulcerative
,
Patient Readmission
,
Retrospective Studies
,
Steroids
,
Cohort Studies
,
Cyclosporine
,
Treatment Outcome
pp.145-150
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013155519
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潰瘍性大腸炎に対する抗TNF-αモノクローナル抗体インフリキシマブの有効性と安全性はランダム化プラセボ対照大規模比較試験ACT 1,2で示された.インフリキシマブは潰瘍性大腸炎に内視鏡的治癒をもたらし,内視鏡的治癒は手術率の減少につながることも示された.しかしインフリキシマブの治療効果予測因子はほとんどわかっていない.また従来治療との位置づけに関してはいくつかのエビデンスがあるものの確立はされていない.現段階でわかっている情報をもとに治療法をどう選択すればいいのかについて解説を試みた.
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