安全かつ効率的な大腸ESDを目指して
大腸ESDを安全かつ確実に行うために 内視鏡操作不良状態でのESDのコツと対策
林 芳和
1
,
山本 博徳
1自治医科大学 内科学講座消化器内科学部門
キーワード:
大腸腫瘍
,
体位変換
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
ダブルバルーン小腸内視鏡法
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colorectal Neoplasms
,
Double-Balloon Enteroscopy
pp.23-28
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013133268
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大腸ESDを安全かつ確実に行うためには,良好な内視鏡操作性の確保が不可欠である.内視鏡操作性確保のためには,体位変換などの併用をまず行うべきであるが,それらには限界もある.通常内視鏡では大腸ESDにおける内視鏡操作不良であったとしても,多くの場合はバルーン内視鏡を用いることによってそれらを克服可能である.内視鏡操作不良な場面での大腸ESDには積極的にバルーン内視鏡を用いるべきである.
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