安全かつ効率的な大腸ESDを目指して
大腸ESDを安全かつ確実に行うために ハイブリッドESDのコツとピットフォール
吉田 直久
1
,
八木 信明
,
内藤 裕二
1京都府立医科大学 大学院医学研究科消化器内科学
キーワード:
大腸腫瘍
,
腸穿孔
,
出血-術後
,
治療成績
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Intestinal Perforation
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Postoperative Hemorrhage
pp.51-58
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013133272
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大腸ESD(endoscopic submucosal dissection)はEMR(endoscopic mucosal resection)に比べより大きな大腸腫瘍性病変を切除しうるたいへん有用な手技である.一方で手技的な困難性を有しており,長時間に及ぶ施行時間と偶発症としての穿孔は課題とされている.そのような問題の解決法の一つとしてハイブリッドESDが挙げられる.同法は腫瘍の周囲を切開し,ある程度剥離を行い腫瘍周辺に十分な溝を形成しスネアによる一括切除を行う方法である.本稿ではその適応や手技のコツについて解説する.
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