"大腸腫瘍"内視鏡的治療の最前線
大腸ESDのトレーニング ESDを始める前に
辻 陽介
1
,
藤城 光弘
,
小池 和彦
1東京大学医学部附属病院 消化器内科
キーワード:
医療関係者の態度
,
大腸内視鏡法
,
大腸腫瘍
,
医師臨床研修
,
指導者
,
資格認定
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Attitude of Health Personnel
,
Colonoscopy
,
Certification
,
Mentors
,
Internship and Residency
,
Colorectal Neoplasms
pp.141-146
発行日 2014年1月20日
Published Date 2014/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014091099
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大腸ESDは高難度の内視鏡手技であり,今後の普及のためにトレーニングシステムの確立が求められる.大腸ESD習得の前提として,通常の大腸内視鏡検査や拡大内視鏡検査,ポリープ処置に習熟している必要がある.エキスパート施行の大腸ESDを見学・介助,動物モデルのトレーニングで下地を作り,直腸の病変からトレーニングを開始することが望ましい.研修生の主体性がなければトレーニングは成り立たない.また指導者にも,手技だけでなくトータルなマネジメントができる指導者適性が必要で,今後,指導者の認定なども必要であろう.
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