安全かつ効率的な大腸ESDを目指して
大腸ESDを安全かつ確実に行うために 出血予防と止血におけるコツと対策
田中 心和
1
,
豊永 高史
1神戸大学医学部附属病院 光学医療診療部
キーワード:
止血法
,
術中合併症
,
消化管出血
,
大腸腫瘍
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Hemostatic Techniques
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Intraoperative Complications
,
Colorectal Neoplasms
pp.43-49
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013133271
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大腸ESDにおいて出血は手技時間を延長させ,良好な視野を確保するのが困難となるため合併症の増加につながる可能性がある.大腸ESDを安全・確実に行うためには,まずは出血をさせない工夫が必要である.当科では血管径に応じて血管処理の方法を工夫している.また出血をさせてしまった場合でも漏出性なのか噴出性なのかによりそれぞれに応じた対処法を行っている.本稿では当科で行っている出血予防と止血におけるコツと対策を紹介する.
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