安全かつ効率的な大腸ESDを目指して
大腸ESDを安全かつ確実に行うために 線維化症例に対するコツと対策
堀井 城一朗
1
,
浦岡 俊夫
,
石居 公之
,
後藤 修
,
原田 馨太
,
岡田 裕之
,
矢作 直久
1慶応義塾大学 医学部腫瘍センター低侵襲療法研究開発部門
キーワード:
大腸内視鏡法
,
術中合併症
,
術前診断
,
線維症
,
大腸腫瘍
,
腸穿孔
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Fibrosis
,
Intraoperative Complications
,
Intestinal Perforation
,
Colorectal Neoplasms
pp.35-42
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013133270
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ESDは,EMRでは切除困難もしくは不可能な粘膜下層に線維化を伴う病変に対しても,一括切除が期待できる手技である.しかし,線維化症例に対するESDは,難易度や,穿孔の危険性がより高く,長時間の手技となることがあり,高い技術と経験が必要とされる.このような難易度の高い大腸ESDを安全かつ確実に完遂するには,治療の困難性を術前に評価することが必要であり,十分な技量をもった術者のみが治療に当たるべきである.
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