大腸内視鏡のリスクマネジメント
抗血小板薬・抗凝固薬の取り扱い
高島 健司
1
,
池松 弘朗
1国立がん研究センター東病院 消化管内視鏡科
キーワード:
Aspirin
,
血栓塞栓症
,
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
抗凝固剤
,
生検
,
大腸腫瘍
,
多剤併用療法
,
発生率
,
血小板凝集阻害剤
,
出血-術後
,
診療ガイドライン
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
休薬
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Anticoagulants
,
Aspirin
,
Biopsy
,
Colonic Polyps
,
Drug Therapy, Combination
,
Colonoscopy
,
Platelet Aggregation Inhibitors
,
Thromboembolism
,
Colorectal Neoplasms
,
Incidence
,
Practice Guidelines as Topic
,
Postoperative Hemorrhage
pp.1559-1566
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017059975
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2012年7月に日本消化器内視鏡学会によって「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡ガイドライン」が改訂されたが,その内容は,血栓塞栓症と比較し消化管出血は臨床的に許容可能なことが多く,従来のガイドラインより血栓塞栓症の予防を重視する内容となった.改訂されたガイドラインで,内視鏡の生検は,抗血栓薬の継続が可能となり,内視鏡治療においても低用量のアスピリンの継続が可能とされた.本稿では,日本消化器内視鏡学会のガイドラインにおける大腸内視鏡検査および治療時の抗血栓薬の取り扱いについて解説する.
Copyright © 2016, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.