リハビリ・運動療法を活用した高齢腎不全患者の栄養管理
高齢腎不全・透析患者への栄養指導の実際 急性期から回復した精神疾患を有する高齢透析患者
吉田 朋子
1
1北里大学病院 栄養部
キーワード:
血液透析
,
腎不全-慢性
,
精神障害
,
チーム医療
,
栄養補助
,
栄養指導
Keyword:
Mental Disorders
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nutritional Support
pp.1529-1534
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017062113
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最近は高齢透析患者の低栄養や痩せの問題が注目されている.管理栄養士は食事のほかに,環境や精神状態を踏まえて栄養指導を行うことが求められている.食事では,回数,食欲,体重変動,咀嚼や嚥下障害,歯の状態などを把握する.生活環境では同居者や調理担当者の有無を確認する.精神状態では食事の受けとめ方,気分の落ち込み,認知機能障害を確認する.これらを総合的に評価した栄養管理を行うことで低栄養を防止していくことが必要である.そのためには,医師,看護師,薬剤師,臨床工学技士,ソーシャルワーカー,管理栄養士の透析チームに加え,精神科リエゾンチームや介護職などと連携していくことが重要である.
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