透析患者の栄養障害とNSTの可能性
規模別NST活動の展開 各種特殊な病態を有する患者 壊疽
高橋 聖子
1
,
日高 寿美
,
小林 修三
1湘南鎌倉総合病院 栄養管理センター
キーワード:
栄養状態
,
栄養評価
,
壊疽
,
エネルギー摂取量
,
血液透析
,
情報サービス
,
食品中のタンパク質
,
腎不全-慢性
,
チーム医療
,
栄養補助
,
地域社会ネットワーク
,
足部疾患
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Energy Intake
,
Dietary Proteins
,
Information Services
,
Foot Diseases
,
Gangrene
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nutritional Status
,
Nutrition Assessment
,
Nutritional Support
,
Community Networks
,
Peripheral Arterial Disease
pp.1263-1270
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013319031
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下肢壊疽を有する透析患者に対しては,十分なエネルギー・たんぱく質を摂取し,除脂肪体重を維持しなければ,創傷治癒は難しい.さらに,アルギニン,グルタミン,HMB投与が創傷治癒には有効である.当院では,フットカンファレンスで取り上げられた症例が自動的にNST(nutrition support team)介入となるシステムを構築している.NSTが介入した下肢壊疽のある透析患者を後方視的に死亡群と生存群で比較すると,死亡群はNST介入終了時でCRPが高値であり,感染のコントロールが困難であった可能性が示唆された.
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