透析患者の栄養障害とNSTの可能性
Nutrition Support Teamについて
市川 和子
1
1川崎医科大学附属病院 栄養部
キーワード：
医療費
,
栄養評価
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
入院期間
,
チーム医療
,
栄養補助
,
治療成績
,
近代医学史
,
診療報酬
Keyword:
Health Expenditures
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Length of Stay
,
Patient Care Team
,
Nutrition Assessment
,
Treatment Outcome
,
Nutritional Support
,
History, Modern 1601-
pp.1187-1193
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013319021
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平成22年の診療報酬改定にて新設されて以来,NST(nutrition support team)という言葉が,今や日常的に用いられるようになり,あらゆる治療のもっとも基本的なものとなってきつつある.栄養状態の良否により,治療効果を大きく左右することが周知されてきたからである.とくに急性期における意義は高く術後などの回復に大きく関わっている.一方,透析など慢性疾患においても早期からの栄養介入が生命予後にも関与していることから注目を浴びてきつつある.栄養療法から栄養治療への移行期であるのかもしれない.
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