透析患者の栄養障害とNSTの可能性
規模別NST活動の展開 亜急性期~慢性期病院 透析患者における栄養管理の必要性と浸透
瀬戸 由美
1
,
松永 智仁
1永仁会病院 栄養管理科
キーワード:
栄養評価
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
チーム医療
,
栄養補助
,
栄養指導
,
ケアプラン
,
慢性期病院
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nutrition Assessment
,
Nutritional Support
pp.1217-1225
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013319025
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当院は消化器科,糖尿病科,腎臓科に特化した小規模急性期病院である.NST(nutrition support team)は2002年東北地方で最初に立ち上げ,職員全員がメンバーで活動を行っている.腎臓科は,NST立ち上げ以前から透析治療に栄養療法は組み込まれるべきものであるという考えのもと,チーム医療を行っている.透析室の栄養管理は栄養スクリーニング,栄養アセスメント,ケアプランの実施と見直しからなる,PDCA(plan,do,check,action)マネジメントサイクルを導入している.現在NSTの活動はないが,回診,カンファランスのなかで栄養に関する問題や改善点の報告を行い,各職種も把握できる体制になっており,診療のなかに浸透している.
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