透析患者の栄養障害とNSTの可能性
規模別NST活動の展開 亜急性期~慢性期病院 入院・通院透析患者の一貫した栄養評価・指導
上嶋 章子
1
,
奥野 仙二
1仁真会白鷺病院 栄養管理科
キーワード:
栄養障害
,
栄養評価
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
チーム医療
,
栄養補助
,
栄養指導
,
早期診断
,
急性期病院
,
早期医療介入
,
慢性期病院
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nutrition Disorders
,
Nutrition Assessment
,
Nutritional Support
,
Early Diagnosis
,
Early Medical Intervention
pp.1211-1216
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013319024
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透析患者の慢性的な栄養障害は生命予後に大きく関与している.とくに高齢者や糖尿病患者,長期透析患者は栄養障害を伴うことが多い.栄養障害の原因は,食事摂取量の不足,異化亢進,合併症,慢性炎症などがあり死亡率と強い相関がある.栄養状態悪化を早期に発見し早期治療をすることがQOLや生命予後の改善につながる.当院では,入院患者を対象にNST(nutrition support team)活動を開始したが,入院時のみの栄養評価・指導では,透析患者の栄養改善は困難であると考え,通院透析患者もNSTの対象とした.メンバーは,医師,管理栄養士,薬剤師,病棟看護師に加えて透析室看護師とした.そして,入院・通院透析患者の一貫した栄養評価・指導を行っている.
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