認知症と透析医療
認知症透析患者に対する栄養サポート
黒住 順子
1
1重井医学研究所附属病院
キーワード:
栄養評価
,
血液透析
,
食行動
,
腎不全-慢性
,
認知症
,
栄養補助
,
栄養失調
Keyword:
Dementia
,
Feeding Behavior
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Nutrition Assessment
,
Nutritional Support
,
Malnutrition
pp.1039-1044
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016391718
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透析患者は,塩分・水分・カリウム・リンなどの摂取が制限されており,過度の食事制限や不適切な食事療法を行うことで食事摂取量が減少し,エネルギーやたんぱく質不足となって,低栄養に陥りやすい.さらに認知症患者では食べられない原因が増加し,低栄養のリスクが高まる.したがって,認知症透析患者の低栄養を防ぐためには,栄養評価に基づいた早期の栄養介入に努めなければならない.栄養介入にあたっては,生活面や咀嚼・嚥下機能障害など食べられない原因を究明し,看護師・言語聴覚士・歯科医師・管理栄養士を含めた多職種連携のもとに支援していくことが大切である.
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