透析患者とその家族で取り組む合併症予防
合併症予防を考えた食生活
北島 幸枝
1
,
羽賀 里御
,
兵藤 透
1東京医療保健大学 医療保健学部医療栄養学科
キーワード:
栄養評価
,
血液透析
,
血糖
,
食塩
,
食生活
,
食品中のリン
,
腎不全-慢性
,
体内水分
,
栄養管理
,
栄養失調
Keyword:
Body Water
,
Blood Glucose
,
Feeding Behavior
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Nutrition Assessment
,
Phosphorus, Dietary
,
Sodium Chloride, Dietary
,
Malnutrition
,
Nutrition Therapy
pp.1361-1368
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016051881
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心血管疾患や感染症など透析患者の合併症を栄養学的に予防および進展抑制するためには,動脈硬化の進展抑制と栄養状態の維持を目指した栄養食事療法が重要である.とくに既往歴のある透析患者や高齢者では積極的なアプローチが必要である.食生活の基本は,減塩による血圧と体液コントロールや血糖コントロール,リンコントロールに加え,食事量の低下を防ぎ,必要な栄養素量の確保を維持することである.患者個々の病態や生活環境に応じた栄養教育を実施し,適正な栄養摂取を目指す.
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