高齢化のなかでのCKD-MBDにどう対応するか?
生化学検査(バイオマーカー)をCKD-MBDの診断・評価にどう使うか?
曽田 瑛子
1
,
亀島 佐保子
,
大城戸 一郎
1東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科
キーワード:
生物学的マーカー
,
加齢
,
骨疾患-代謝性
,
食事療法
,
慢性腎臓病
,
Klotho Protein
,
線維芽細胞増殖因子-23
,
SOST Protein
Keyword:
Aging
,
Bone Diseases, Metabolic
,
Diet Therapy
,
Biomarkers
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Klotho Protein
,
Fibroblast Growth Factor 23
,
SOST Protein, Human
pp.643-649
発行日 2016年6月10日
Published Date 2016/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016288264
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わが国は高齢化が深刻な問題となっており,それに伴い腎機能障害を有する高齢者の割合も増えている.日常診療において,加齢による骨粗鬆症に加え,腎機能障害による骨・ミネラル代謝障害を合併している症例を目にする機会が増えているが,いまだに高齢者に対する治療介入の明確な目標値は定められておらず,個々人の病態に応じて判断していく必要がある.近年ではFGF23やKlothoなど新たなバイオマーカーも報告されており,臨床的意義の解明が期待される.
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