高齢化のなかでのCKD-MBDにどう対応するか?
高齢化が進むなかでのCKD-MBDの捉え方
秋山 健一
1
,
岩津 好隆
1自治医科大学分子病態治療研究センター 抗加齢医学研究部
キーワード:
加齢
,
血液透析
,
骨疾患-代謝性
,
腎硬化症
,
リン
,
慢性腎臓病
Keyword:
Aging
,
Bone Diseases, Metabolic
,
Renal Dialysis
,
Nephrosclerosis
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Phosphorus
pp.635-641
発行日 2016年6月10日
Published Date 2016/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016288263
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腎性骨異栄養症という骨病変に限定した病態から長期的には血管石灰化を介して生命予後へ悪影響を及ぼす全身性疾患として,慢性腎臓病における骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)という概念が提唱された.わが国の高齢化は年々進行しており,高齢社会の在り方を考えるうえでフレイルティという概念も提唱されてきている.CKD-MBDは,近年の知見より,老化やフレイルティと密接に関連している可能性が指摘されており,高齢社会の中でCKD-MBDはcommon diseaseとして重要性を増してきている.
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