高齢腎不全患者のバスキュラーアクセスを科学する
高齢者のVAの選択と作製、時期、成績
春口 洋昭
1
1飯田橋春口クリニック
キーワード:
血液透析
,
腎不全-慢性
,
動脈硬化症
,
予後
,
時間因子
,
ブラッドアクセス
Keyword:
Arteriosclerosis
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Prognosis
,
Time Factors
pp.853-862
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016273588
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<Point>高齢者のVAは、全身・局所・血管の状態、および予後を勘案してその種類を選択する必要がある。高齢者はシャントの発育が遅いことが多く、透析導入予定の2~3ヵ月程度前にプライマリーシャントを作製するのがよい。高齢者のVA手術は、動脈硬化性病変を意識して、作製部位および術後合併症に十分な注意を払う必要がある。高齢者のVAの成績は、若年者と比べて不良であるとの報告を踏まえ、その選択、作製部位を決定するが、あくまで個別的に判断するのがよい。
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