高齢者VAの超音波所見

＜Point＞高齢透析患者では、加齢に伴う血管、皮膚、関節など局所の変化に加え、栄養状態、心機能などの全身的な変化を伴う場合が多く、これらを考慮した対策が必要である。必要とされる透析量やバスキュラーアクセス(VA)血流量は、高齢者では個々の活動性や体格から患者により大きく異なってくる。このことを念頭におき管理を進めるべきである。高齢者は抵抗力、予備能力の低下をきたしている症例が多く、再建が必要な際は低侵襲な対応が必要となる。