維持透析患者の「満足度」を検証する
実態調査の結果 患者の満足度・不満足度が家族へ与える影響
熊谷 たまき
1
1順天堂大学 医療看護学部
キーワード:
家族
,
血液透析
,
個人的満足
,
腎不全-慢性
,
家族関係
,
患者の満足度
,
時間因子
,
抑うつ
Keyword:
Depression
,
Family Relations
,
Family
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Personal Satisfaction
,
Time Factors
,
Patient Satisfaction
pp.1145-1150
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015340619
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血液透析療法の医療技術や透析機器の進歩により長期にわたる生命維持が可能となり,それとともに患者のQOLの向上が透析医療の目標となっている.血液透析患者の療養生活には家族の存在や役割が大きく影響するため,透析患者のQOLを向上させるには患者と家族,両者への支援が必要である.本稿では,血液透析療法における患者と家族へのケアのあり方を検討するための基礎的情報を得ることを目的に,患者と家族の透析療法による日常生活に対する評価を生活満足度と不満足度から捉え,さらに生活満足度と抑うつ度,そして家族凝集性の関連から患者と家族における相互の影響を検討した.
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