特集 大腸癌のスクリーニングとサーベイランスの標準化に向けて─ 新しい知見から
Ⅰ.スクリーニング(8)大腸癌スクリーニングにおける大腸CT 検査の役割
永田 浩一
1,2,3
,
松岡 正樹
2,4
,
遠藤 俊吾
2,5
,
大平 弘正
1
1福島県立医科大学消化器内科学講座
2国立がん研究センター中央病院検診センター
3自治医科大学放射線科
4まつおかクリニック
5福島県立医科大学会津医療センター小腸・大腸・肛門科
キーワード:
大腸CT検査
,
標準化
,
代替検査法
,
認定制度
,
JANCT
,
UMIN6665
Keyword:
大腸CT検査
,
標準化
,
代替検査法
,
認定制度
,
JANCT
,
UMIN6665
pp.64-69
発行日 2021年5月20日
Published Date 2021/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000551
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大腸内視鏡検査の重要性が増していくなか,大腸内視鏡検査でカバーできない患者や地域を補完するために代替検査の体制を整えていく必要がある.大腸CT検査は大規模な精度検証(phase Ⅱおよびphase Ⅲ)が完了し,大腸内視鏡検査に比べて患者の負担が少ない検査であることから,大腸内視鏡検査の代替検査法として役割を担うことが可能である.ただし,そのためには大腸CT検査がエビデンスに基づいた検査手技と読影法による標準化された方法で実施される必要がある.
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