レビューでわかる! いまどき診療エビデンス 14
大腸癌のスクリーニング方法
三原 修一
1
1日本赤十字社熊本健康管理センター
pp.1020-1023
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100483
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近年,大腸癌は罹患率・死亡率ともに急激に増加しており,今後もさらに増加していくと推測されている.当施設でも,1978年の開設以来,人間ドックおよび集団検診においてさまざまながん検診に取り組んできたが,2003年度までの25年間に4,839例の悪性疾患(癌)症例が発見され,1,101例(23%)が大腸癌であった.この増加する大腸癌を早期に発見し,死亡率を減らしていくためには,精度の高い検診を普及することが重要である.
本稿では,筆者らが行ってきた大腸癌スクリーニング成績を分析し,効果的な大腸癌検診のあり方について述べてみたい.
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